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2006年12月10日 (日曜日)

全日空ホテルのその後は?

 昨日の続きです。

 ANAは今月からすでにインターコンチネンタル・ホテルズ・グループと設立した合弁会社「IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社(LLC)」に運営を委託していますが、新たに13の土地、建物も売却します。今年度中に入札で売却先を決定し、売却額は1000億円程度になる見込だそうです。

 売却後もこの「IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社(LLC)」が運営を継続しますが、所有者は第三者ということになりますね。

   2007年4月に東京全日空ホテルをANAインターコンチネンタルホテル東京に名称変更し、新会社が運営する31の国内ホテルのうち13のANAホテル(部屋数4,943室)をIHGの各グレードごとのブランドをつけて、ANAインターコンチネンタル、ANAクラウンプラザ、ANAホリデイ・イン等として、約1年半のうちに名称変更を順次行なうとのことです。

 残りの18の加盟ホテル(部屋数4,127室)については今日現在は未定だそうです。

 また、すでに日本にあるIHG傘下の11のホテルを加えると、合計42(1万2,000室超)のホテルチェーンとなり、海外のホテルグループカードの中では日本人にとっての利用の便利さでは最大のホテルグループになるでしょうね。

 ちなみにANAのホテル事業は今年3月期決算では約46億円の営業利益を上げているのですが、それでも手放す背景には本業の航空事業の競争環境が一段と厳しくなるとの危機感を持っているからでしょう。

 2007年にはライバルのJALがワンワールド加盟で成田空港第二ターミナルへの集結を軸に、巻き返しを図ることが予測されています。 

 そして、2009年には羽田、成田空港が相次ぎ拡張されますが、この機会にこれまで十分な便数を確保できていなかった国内外のライバルが一気に攻勢をかけてくるのは確実です。ANAとしても高効率の最新鋭機の導入などを急いでおり、競争力はさらに高める必要に迫られています。

 またもうひとつの理由は、最近保有する不動産を有効活用できないでいると、ファンドなどによる買収リスクが高まるため、いっそのこと不動産を売却してしまった方がいいと考える傾向もあるようです。

 ANAの発表後、同グループの売却資産について、すでに多くの不動産会社が強い関心を示しています。高い収益が期待できる優良物件は都市部でも稀少になってきているだけに、立地条件のいい東京全日空ホテル(六本木)、大阪全日空ホテル(曽根崎新地)そして品川のストリングスホテル東京などは落札価格が跳ね上がる可能性はおおいにあるでしょう。

 景気回復の兆しと首都圏の地価上昇の今年から来年にかけては「売り時」であることは間違いないでしょう。

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コメント

すごい分析力ですな。

つまり、イギリス、インターコンチネンタルのカードを持っておけば日本42のホテルでポイントがたまるようになるわけですか?

投稿: KENSHI | 2006年12月10日 (日曜日) 12時53分

こんばんはKENSHIさん。

そうですね。まだ詳細は詰まっていないようですが、JALカードで日航ホテルに泊るよりもANA・インターコンチネンタルカード?だと選択肢はもっと広くなるでしょうね。

投稿: 旅好きおやじ | 2006年12月11日 (月曜日) 21時37分

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